西村兄妹キモノ店

日々のお話

 

雪の結晶

2020.12.19

 

クリスマスも目前。

お部屋にツリーやリースを飾ったり

プレゼントを用意したり。

クリスマスはその準備が

一番わくわくするのかもしれません。

 

我が家では、結婚した年から

スワロフスキーが毎年発売している

オーナメントを購入することが恒例。

 

毎年少しずつデザインが異なるので

飾るのはもちろん

集める喜びがあります。

 

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モチーフとなっている雪の結晶は

「雪文様」として

日本でも古くから愛されてきました。

 

雪の結晶を文様化した「雪華文」をはじめ

結晶の外側を文様化した「雪紋」や

樹枝状結晶を模った「矢雪」など

美しい意匠がたくさんあります。

 

西村兄妹キモノ店でも

雪の結晶を大胆にデザインした

名古屋帯「令華」をおつくりしています。

いまの季節にぴったりの帯で

簡単にクリスマスコーデが愉しめます。

 

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また、結晶柄はクリスマスだけでなく

新年の食事会や初詣にもおすすめです。

 

来年は丑年。

京都では、境内に臥牛が奉納されている

北野天満宮にお詣りする人が多いのでは?

実は天神さんには、12年に一度

丑年にしか手に入れられない木製の

「干支一刀彫りの臥牛」という

縁起物があります。

年末年始の帰省は自粛することにしたので

私は両親に頼みました。

 

自分の干支はもちろん、

向かい干支も「守り干支」になります。

向かい干支とは、

十二支を円状に並べたときに

自分の干支の対角線上正面に

あたる干支のこと。

向かい干支は

自分の干支とは正反対の性質を持ち

自分にはない力を与えてくれるため、

向かい干支の人とは

相性がいいともいわれます。

 

昔は、子供のことを想って

キモノの背中に

向かい干支をあしらったとか。

この向かい干支を大切にする風習は

江戸時代から見られ、

幸福が訪れると信じられてきました。

いまでいうラッキーアイテムですね。

 

クリスマスが過ぎれば、あっという間に

新たな年を迎えます。

2021年は、

向かい干支をひとつ

お守りにしてみるのもいいですね。

 

MIZUHO