桜が満開というお便りも
聞こえ始め、春の訪れを
感じることができるのは
四季のある日本ならではですね。
記述に残る最古のお花見は
平安時代の812年に嵯峨天皇が
京都の神泉苑で催した
「花宴之節(かえんのせち」と
言われており、勅撰史書『日本後記』
に記述が残っています。
また、豊臣秀吉が京都の醍醐寺で
催した「醍醐の花見」といわれる
大規模な宴が有名ですが、
そこでは色鮮やかな花見団子が
振舞われたと言われています。
お花見といえば「花見団子」が
その頃に始まったのですね。
花見団子といえば、三色団子が定番!
この三色には諸説ありますが、
ピンク=春
白=冬
緑=夏
というように季節を表していると
言われています。「秋」がないのは
「飽き(あき)が来ないように」とか。
他の説としては、
ピンク=桜
白=白酒
緑=ヨモギ
とすべて「春」を表すものという
説もあります。
そして、この順番にも意味があり、
ピンク=桜の開花がはじまる
白=桜が満開になる
緑=桜の葉が芽吹く
と桜の咲く順番を表しており、
春の訪れから初夏に向けての
季節の移り変わりを表している
ともいわれています。
さまざまな説がありますが、
このようにちょっとした豆知識があると
お花見の季節をより楽しめますね。