西村兄妹キモノ店

日々のお話

 

16周年のごあいさつ

2020.10.01

 

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わたしたちの根幹ともいえる

「あいぜん」を飛び出して、

旧新風館の3階フロアに出店した16年前。

夢と希望が詰まったその場所には

失敗や不安もありましたが、

それ以上の出会いと喜びにあふれていました。

 

あれから、西村兄妹キモノ店は

「あいぜん」のある御所西へと移り、

東京サロンを構え

オンラインショップをオープン。

長い道のりだったような

あっという間だったような……

不思議な気持ちです。

 

お店のカタチや提案する商品は

少しずつ進化しながらも

「和文化をもっと身近に」

というモットーは変わらぬまま。

いえ、より一層

その想いは強くなっています。

 

この国の歴史を知り、文化に触れ、

自然を慈しみ、美しいものを愛でる。

そのなかに、キモノもあればいい。

そう願い続けているのです。

 

わたしたちはいつでも

作り手とお客様を繋ぐ架け橋でありたい。

そのために必要なのは、

ものづくりとニーズを「理解」し、

直向きさと真摯な姿勢で寄り添い

「信頼」を紡ぐこと。

 

売れればいい、わけではありません。

続けるため、でもありません。

それらは結果であり、目的ではないのです。

あくまでも、お伝えしたいのは

わたしたち兄妹が

キモノを通して身近に感じてきた

和文化の魅力、素晴らしさ。

そのツールとしてのキモノの在り方。

 

キモノのある暮らしの豊かさを

ぜひ実感してほしい。

きっと、視界がほんの少し

明るくなり、カラフルになるはずです。

そうして、世界は広がってゆく。

そんなお手伝いができれば、幸いです。

 

西村兄妹キモノ店が17年目を迎えられたのも

みなさまとのご縁があってこそ。

どうぞこれからの

わたしたちに期待してください。

 

 

ヒロカズ・MIZUHO