西村兄妹キモノ店

日々のお話

 

十三詣り

2025.04.11

 

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十三詣りとは、数え年で
13歳の年に行なう通過儀礼です。

 

智慧の仏様である虚空蔵菩薩が
祀られている寺院にお詣りし、
これまで無事に育ったことに
感謝するとともに、
大人になるための知恵を
授けていただくことから
「知恵詣」ともいいます。

 

十三詣りの由来は、旧暦3月13日に
数え年で13歳となった清和天皇が
成人の儀式を行ったことにあると
言われています。そのため、現在では
4月13日あたりに行われています。

 

十三詣りでは、大人と同じ仕立て
(本裁ち)をしたキモノを肩上げし
着用します。「肩上げ」には、
子どもの今後の更なる成長への
願いがこめられており、
参拝後に「肩上げ」の糸をほどく
までが儀式とされ、
子どもから大人への一歩を踏み出す
という意味があります。

 

西村兄妹キモノ店では
十三詣りのキモノの誂えも
承っていますので、ご興味のある方は
お気軽にご連絡くださいませ。