「着物1枚、帯3本」とよく耳にするけれど、
実際どんな風に組み合わせているのか。
今週来週は、妹・MIZUHOの
「キマワシ」をご紹介します。
今回のキモノは私の定番でもあり、
お客様にも人気の飛び柄の小紋です。
小紋といっても、
全体に隙間なく柄がある総柄の小紋と違い、
柄が小さめで飛んで配置されているため、
地の色が多く見えるのが特徴です。
そのため、付け下げの
妹格のような感覚でも着られ、
生地感や柄によっては袋帯も
合わせられるという優れもの。
先ずは少し改まったコーディネートです。
先日友人の結婚パーティーに出席しました。
ファッションやビューティ業界の方が
中心のパーティーと聞いていたので、
お洋服の方が多いと考え、
淡い色目は避けて濃紫の小紋を選びました。
合わせた帯は、薄紫と白糸で織られた
絹糸の艶が美しい松菱の袋帯です。
おめでたいお席には、
やはり袋帯が落ち着きます。
袋帯ながら金銀糸が控えめで、
すっきりしていてお洒落な帯です。
帯締め・帯揚げ共に白にして、
帯留めにはパールを選びました。
バッグは小さめのクラッチバッグを。
私は和装鞄をほとんど持っていないので、
バッグを選ぶ基準は、
「洋服でもキモノでも持てるもの」、
と決めています。
こちらは、10年以上前にBVLGARIで
求めたもので、どんなキモノにも合う
不思議なバッグです。
主にパーティーの際に活躍しています。
同じキモノを使ったコーディネート、
次は友人とランチに出掛けた際のものです。
西村兄妹キモノ店オリジナルの
染め名古屋帯を締めました。
大胆な地色と大きな市松を配置した
金箔使いが特徴的な帯です。
帯締めは白にポイントで赤が入ったもの、
帯揚げは白地に赤の絞りの定番を。
困った時の「白」というほど、
組み合わせに迷った時は
白の帯締め・帯揚げを合わせると
不思議としっくりと収まり、
間違いがありません。
今回の帯のようにインパクトがある色の場合、
白小物を合わせるとすっきりまとまります。
合わせたバッグはVASICのBOND MINI。
レモンイエローに一目惚れして
今春購入しました。
実は、同じ形のグレージュも
持っているのですが、このシリーズは
キモノでも持てる上にしっかり容量もあり、
持ち手の長さを調整すると
斜めがけができて手も空くし、
休日息子とお出かけするときにも
とても重宝しているバッグの一つです。
夫には、同じ形のものを買うなんて……
と半ば呆れられましたが、
後悔はしていません(笑)。
今週は同じキモノを使って
2つのコーディネートをご紹介しましたが、
いかがでしたでしょうか。
来週は別のキモノを使った
「キマワシ」をご紹介します!
どうぞお楽しみに!
MIZUHO