西村兄妹キモノ店

キモノのコト

 

〈新作〉ゆかた【百柄】・小千谷縮みオーダー会➄

2020.02.29

 

京都本店と東京サロンへ
ご来店くださった皆様、

本当にありがとうございました。

今年の夏の訪れがより楽しみになるよう、
心を込めてお染めした後に
お仕立てさせていただきます。

 

さて、今年も多くの方々にお越しいただき、

いろんなお話をする貴重な時間となりました。

お客様との会話の中で、

「京都と東京で商品は違うの?」と

質問されることも少なくありません。

扱うアイテムは同じですが、

お好みはそれぞれだな、というのが

率直な印象です。

 

京都は、和物があふれているからか

色柄に対して目の肥えている方が多く、

「恰好いい合わせ方をしはるなぁ」
と私自身勉強になることも。

襖や建具、町並みに至るまで

身近にあるものから磨かれるセンスは

もはやDNAと言ってもいいのかもしれません。

 

色の組み合わせでも、「赤にこの色?!」

というようなコーディネートを

さりげなくすっと出来てしまう。

和服姿の方を見る機会も多いので

京都の方にとっては洋服と和服の

ギャップが少ないのだと思います。

 

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対して、東京ではお手本となる和服姿の人を

見かける機会が少ないためか、

セオリー通りを好む傾向が見られます。

 

ビルが多い街並みに馴染む色を基準に

モノトーンやベーシックカラーといった

シックな落ち着いた色が人気です。

身内の方がお持ちのアイテムから始めて、

そこへ自分好みのものをプラスしていく

といったお客様も。

 

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キモノは、着てみて初めて分かる

ということがたくさんあります。

ここまで遊んでいいのか、

こんな組み合わせで大丈夫なのか、

という上限が見えるようになるには

何よりも「着る」ことが大事です。

 

似合わないと思い込んでいた色が

意外としっくりきたり、

派手かな?と心配した合わせ方が

想像以上に粋に見えたり。

まずは、「慣れる」こと。

少しずつ馴染んでくれば、

可能性も広がっていきます。

 

キモノのある生活を

愉しむところから始めてみませんか?

手始めに、必要な物の少ないゆかたから。

一歩を踏み出してみよう!というときは

ぜひ当店にご相談ください。

 

MIZUHO