京都本店と東京サロンへ
ご来店くださった皆様、
本当にありがとうございました。
今年の夏の訪れがより楽しみになるよう、
心を込めてお染めした後に
お仕立てさせていただきます。
さて、今年も多くの方々にお越しいただき、
いろんなお話をする貴重な時間となりました。
お客様との会話の中で、
「京都と東京で商品は違うの?」と
質問されることも少なくありません。
扱うアイテムは同じですが、
お好みはそれぞれだな、というのが
率直な印象です。
京都は、和物があふれているからか
色柄に対して目の肥えている方が多く、
「恰好いい合わせ方をしはるなぁ」
と私自身勉強になることも。
襖や建具、町並みに至るまで
身近にあるものから磨かれるセンスは
もはやDNAと言ってもいいのかもしれません。
色の組み合わせでも、「赤にこの色?!」
というようなコーディネートを
さりげなくすっと出来てしまう。
和服姿の方を見る機会も多いので
京都の方にとっては洋服と和服の
ギャップが少ないのだと思います。
対して、東京ではお手本となる和服姿の人を
見かける機会が少ないためか、
セオリー通りを好む傾向が見られます。
ビルが多い街並みに馴染む色を基準に
モノトーンやベーシックカラーといった
シックな落ち着いた色が人気です。
身内の方がお持ちのアイテムから始めて、
そこへ自分好みのものをプラスしていく
といったお客様も。
キモノは、着てみて初めて分かる
ということがたくさんあります。
ここまで遊んでいいのか、
こんな組み合わせで大丈夫なのか、
という上限が見えるようになるには
何よりも「着る」ことが大事です。
似合わないと思い込んでいた色が
意外としっくりきたり、
派手かな?と心配した合わせ方が
想像以上に粋に見えたり。
まずは、「慣れる」こと。
少しずつ馴染んでくれば、
可能性も広がっていきます。
キモノのある生活を
愉しむところから始めてみませんか?
手始めに、必要な物の少ないゆかたから。
一歩を踏み出してみよう!というときは
ぜひ当店にご相談ください。
MIZUHO