御所西にある京都本店にて、12日から始まった
「ゆかた【百柄】・小千谷縮みオーダー会」も
本日で最終日を迎えます。
先週、先々週と2週にわたって
なぜこんな寒い時期にゆかたの受注会を実施するのか?
という理由をお話してきました。
ひとつは、多くの色柄の中から
好みのものを見つけられること。
ふたつめに、丁寧かつサスティナブルな
モノづくりを実現しやすくなること。
そして、既製品にはない着やすさに加えて
待つ愉しみや特別感を味わえること。
例年2月に行うゆかた受注会には
毎年訪れてくださるお客様も多く、
一年に一枚、新しく仕立てられます。
「今年はどんな柄にしようかな?」
「去年の帯と合わせたら……」
「新作が見たくて」など
お客様からのお声を直にお聞きしながら
ご提案させていただく間、
あれこれとサンプル生地をあてながら
キラキラした目をされているお姿を拝見していると
ゆかたやキモノの奥深さや可能性を
改めて感じさせられます。
ゆかただけでなく、小千谷縮みの
お襦袢、夏キモノ、帯なども揃えていますので
手に取ってご覧いただきながら
ゆっくりと、存分に、お気に入りの品を
お探しいただければと思います。
中でも今年の目玉は、
紙の糸から作られた竺仙染のゆかた。
軽くて、涼しくて、お肌にもやさしくて、
洗濯できるほどの耐水性の高さが特徴です。
長年、試行錯誤を重ねて
やっと製品化された紙の糸は、
日本が誇る最先端技術が活かされた
究極の天然エコ繊維。
それがゆかたへと姿を変えるとは驚きです。
斜陽と言われて久しい呉服業界ですが、
常に新たな技術を生み出し、
伝統を守っていくための革新を続ける
挑戦者たちがいます。
わたしたちも、そうありたい。
そんな想いを胸に、
来週は東京サロンで皆様をお待ちしています。
ヒロカズ
【東京サロン】
2020年2月21日(金)・22日(土)
080-7454-6806
- ゆかた反物 23,000円(+税)
- オーダー会限定お仕立価格 13,000円(+税)
※納品は6月頃の予定です。
ご来場の際は、ご一報いただければ幸いです。
kyoudai@kimonoten.jp