西村兄妹キモノ店

日々のお話

 

西村兄妹の交遊録③_赤松佐知子さん【後編】

2019.05.04

 

先週に引き続き、4人目のゲストは

市内6店舗のレストランを経営されている

株式会社グラマラスフード代表取締役

赤松佐知子さんです。

 

定期的にイタリアを訪れ、

イタリアならではの風を感じたり、現地の食事を愉しんだり。

5年ほど前から陶器の輸入も手掛けられていて

「お店やネット通販でお求めいただけますし、

東京の雑貨店に置いてもらったりも。

好きなものをちょこちょこ買ってるくらいで

仕事というより趣味かな(笑)

年に2回スタッフをイタリアへ連れて行くので

その分くらいは稼げたらうれしいな、って」

 

100人弱の社員・アルバイトをまとめる中で

最も大切にしていることは?

と訊いてみると

「ずっと上手くいかないなぁって思ってるけど

そんなもんなんやろうなぁって気もしていて。

自分も歳とともに変わっていくし。

細かいことが気になる性分ですが、

最近ではそのあたりを店長たちが注意してくれて

私は何も言わなくてもいいようになって助かってます」

 

お料理のクオリティや安定のサービスは

もちろん変わらない魅力ですが

何よりも素晴らしいのが

スタッフさんたちの働きぶりやキャラクターです。

 

「少し前まではアルバイトであっても全て面接してました。

自分の店でいらっしゃいませって言われたくないので(笑)

でも、私がいいな!と思った人が

働いてもらうお店の社員と相性がいいとは限らないので

近頃は、幹部メンバーに任せてますね」

 

各店1~2名、現在10人ほどの幹部とは

「いつも人事のことばかり話している」のだそう。

忌憚ない意見を活発に交換できる彼らについて、

「会社のことを本当に好きでいてくれて、

ありがたいですね」と佐知子さん。

 

ダニエルズが求めてらっしゃるのは、

前向きな人

否定より肯定から入る人

でもイエスマンは嫌やなぁ(笑)

 

なるほど、納得です。

 

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「ここまでやってきて、自身が40半ばにして

次世代に繋げていきたいという思いが膨らんできてます。

と同時に、歳をとってからも働き口のある会社にしたいという目標も。

会社の行く先を見て夢を描くのが経営者の役割だと考えてます」

一歩も二歩も先を突き進んでおられる

経営者としての先輩の言葉に

多くの刺激や共感を得た時間でした。

みなさんもぜひ、佐知子さんのイズムがあふれる

お店で美味しくて楽しい時間をおすごしください。

 

ヒロカズ