西村兄妹キモノ店

日々のお話

 

西村兄妹の交遊録③_赤松佐知子さん【前編】

2019.04.27

 

わたしたちが日頃からご縁をいただいているのは、

多種多様な業界で活躍されている方々ばかり。

その魅力的なお人柄はもちろん、お仕事に対する

姿勢やポリシーなどにいつも刺激を頂戴しています。

それらの交流に感謝を込めて

改めてお話をお聞かせ願う「西村兄妹の交遊録」。

 

四回目にして、初の女性が登場です。

大学生という若さでオーナーとなられ

市内で6店舗の飲食店を経営する

株式会社グラマラスフード代表取締役

赤松佐知子さん。

 

大丸裏、錦市場近くに

最初のお店を構えられてから20余年。

京都のイタリアン業界を

支えて来られた起業家でもあり、

妹・MIZUHOが

学生時代にアルバイトでお世話になっていたことから、

お店の制服をご注文くださったり……と

西村家とは長いお付き合いです。

 

 

いつもにこにこと素敵な笑顔で

スタッフさんとも和気藹々とコミュニケーションを取り、

「現場が好き」というお言葉通り、

「週4で新店に入ってますよ~」と佐知子さん。

 

2019年2月15日には、

京都駅エリア2店舗目となる

「DANIEL’S MONDO」をオープンされました。

 

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ヨドバシカメラ前に新店舗が出来たと思った矢先に、

今度はビックカメラの西側に進出!

「ルーチェが入っているビルは5年半後に

立て替えが決まっているんです。

それは契約時から分かっていたことでしたが、

京都駅エリアはずっと出したくて……

期間限定でも場所がステキだったので決めました」

徒歩圏内での立て続けのオープンの裏側に

そんな事情があったとは驚きです。

「ただ、確実に5年半後にはなくなるので

いまルーチェに来てくださっているお客様のため

もう1軒近いところで探そうと思っていたんです。

そうしたら、たまたま急にご縁をいただいたのが

モンドの場所で、見に行って面白い!と」

 

駅前とはいえ、ビックカメラ西の界隈は

暗くて人通りもまばらでは?と訊けば

「その下町感がいいな、と(笑)

確かに街灯は少ないですが、店の前が開けていて、

建物の三面を作り込めるのも魅力的でした。

いままでもあれこれ気になった物件はあったものの

いいなと思ってもコンペで負けることもあって……。

それが今回は、ダメ元だったのに

驚くほどすんなり通って。

これもご縁なんかなーと思っています」

 

そんな佐知子さんが新店をオープンするときに

大事にされているのは

「インスピレーション」というのも納得です。

「賛否両論あるのはいつものことで。

人が育ってなくてもタイミングがあるし

育っていても辞めてくこともあって。

お金は常にないし(笑)

だから、いつも直感ありきなんです」

 

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今回は、新しくオープンしたばかりの

お店についてのお話でした。

続く後半は、もう少し踏み込んで

佐知子さんの経営スピリットをご紹介します。

どうぞお楽しみに。

 

ヒロカズ