西村兄妹キモノ店

日々のお話

 

西村兄妹の京都案内④_柳桜園茶舗

2019.02.23

 

西村家が大好きなご近所さんを

ご紹介する4回目は、

二条御幸町にお店を構えてらっしゃる

「柳桜園茶舗」さん。

1月26日のコラムでも触れた

「おもてなし」に欠かせない

西村家が信頼しているお茶屋さんです。

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創業は1875(明治8)年。

茶道で知られる大徳寺御用達で、

良質な抹茶で知られる

三千家の御家元好みの日本茶専門店です。

最近では、鳥獣戯画のパッケージがかいらしい

すっきりとした品のいい薫りと香ばしい味わいの

「かりがねほうじ茶」が全国的に人気を博しています。

 

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お店の扉を開けると、やさしい抹茶の香りに包まれます。

店の奥にはたくさんの石臼があり、

宇治にある提携の自家園で栽培された碾茶が挽かれ、

ゆっくりと抹茶へと姿を変えていくのです。

微かに聴こえるゴロゴロという音と、

おもてなしとして出してくださるお茶の旨みに

心が和むひととき。

 

西村家が愛飲しているのは、表千家好みの「珠の白」。

1缶40gを挽くのに約1時間かかるというから驚きです。

「本格的に茶道をする人は減ったかもしれませんが、

お茶の間という言葉もあるように

お茶は本来、家族の団欒の中にあるもの。

誰からと一緒に飲むことでお茶を愉しんでほしいですね」

と、話してくださったのは

いつもお世話になっている部長の大槻様。

 

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人と人とが集うとき、

そこに一服のお茶があるだけで

しあわせな気持ちになるのは

贅沢なことだとつくづく思います。

 

ヒロカズ