西村兄妹キモノ店

キモノのコト

 

走れる草履

2023.10.05

 

昨日のセミオーダー足袋に続き、
足もとのお話です。

 

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当店のロングセラー商品〈走れる草履〉
のはじまりは、 呉服店の女将として
40年以上、一年のほとんどを
キモノで過ごしている私の母が、
「疲れない草履が履きたい」と思い、
草履メーカーさんに話をしたことでした。

 

試作を重ねて出来上がり、 今では
お客様から「走れる草履」と
名付けていただいたほど、
疲れにくくて履きやすい草履です。

 

その「走れる草履」のこだわりを
ご紹介します。

 

【特徴】

 

〈1.厚いコルク〉

約5cmほどの厚みのコルクを
ギュッと圧縮させ、 台のベース
を作っています。
何より軽い!
そして圧縮コルクが歩いたときの
衝撃を吸収してくれるので
足や膝に痛みのある方にも
優しい台になっています。

 

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〈2.帆布を使った台表(台の表面)〉

密度の高い帆布に特殊コーティング
を施し、濃い色から薄い色までご用意
しています。台表はエナメルに比べて
表面がざらっとしています。
草履を履いた時に足が前に滑ってしまい、
親指と人差し指の間が痛くなった!
という経験が ある方も多いと思いますが、
当店の草履は帆布生地の摩擦により、
足が前に滑ることを防止してくれ、
疲れにくく歩きやすい足位置が
キープできます。

 

台表のカラーサンプルは10色。
礼装には淡い色の台。
カジュアルや普段使いには
濃い色が人気です。
ご用途によってお好みの色をお選びください。

 

 

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〈3.草履の底にもこだわり有り〉
靴でも草履でも、履いていく中で一番最初に
痛む場所、それが底(裏)だと思います。
当店では水や摩擦に強い赤革(牛革)を使用。
水に強いとされ、水打ちの場所や雨上がり
でも履くことができます。

 

私自身、長年履きこんだ草履もありますが、
底部分に穴が空いたことはまだありません。
かかと部分にはゴムを打っているため、
長く履くとこのゴム部分がすり減ってきます。
かかとゴム交換や鼻緒のすげ替えなど、
メンテナンスも承っておりますので
安心して長く履いていただけます。

 
〈4.痛くなりにくい鼻緒〉
鼻緒は定期的に新しい生地で制作して
います。デリケートな甲に当たる部分は
柔らかくてフィット感のある本天を使用。

 

「草履は格好もんやから、鼻緒は細い方が良い」
そのお気持ちも重々承知していますが、
足が痛くなってはキモノでのお出かけが
億劫になるもの。

当店では、格好と履きやすさを両立させた
“絶妙な細さ”の鼻緒を職人さんの手仕事で
仕立てることにより、長時間のお出かけ、
立ちっぱなし、よく歩く時でも疲れにくい
草履が仕上がります。

 

京都本店・東京サロンでは試し履き可能です。
お気軽にご来店くださいませ。

 

 

10月開催イベントのお知らせ
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〈足もと誂えイベント〉
〈七五三キモノ無料ご相談会〉
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【草履】
お客様が「走れる草履」と名付けて
くださった程履き心地がよく
疲れにくい草履、セミオーダーの白足袋も
実物をご覧いただき、ぜひ足を入れて
その心地よさを試してみてください。

 

【白足袋セミオーダー】

足は人によって幅や甲の高さも様々なもの。
同サイズでも6型あるサンプルの中から、
1番足に心地よくて美しく見える足袋を
スタッフがご提案します!

 

21.5㎝〜24.5㎝ 2,800円
25.0㎝〜 2,950円

(4枚こはぜ、税別)
※納品はご注文後から約2週間〜4週間

 

足にピッタリとフィットした足袋を
履いた気持ち良さは、 体験した方しか
分かりません。 2足からオーダー可能です
ので、 お気軽にお試しになってください。

 

〈京都本店〉

2023.10/11(水)-10/21(土) 10:00-18:00

 

〈東京サロン〉

2023.10/10(火)-10/13(金) 11:00-19:00

 

京都本店・東京サロン共に予約優先となります。
お手数ですがご来店の際は
ご一報お願いいたします。

※ご予約・ご相談は公式LINEから

↓↓↓

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