まだ底冷えが厳しい頃、
来る夏に向けてゆかたを誂えるのは
まだ見ぬ世界を知るときのような
「わくわく」を感じさせてくれます。
毎年2月に開催するゆかたの受注会。
100を超える見本の中から
お好みの一枚をご注文いただき、
一から染めてお仕立てをしています。
ゆかた会の様子はこちらから
毎年お越しくださるお客様も多く、
一年毎に新しいゆかたや夏キモノを
ワードローブに加えていく醍醐味を
存分に愉しんでおられます。
かく言う私も、
ゆかた受注会の準備をしながら
今年はどんなゆかたにしようか、と
目移りしながら選ぶ時間を
毎年愉しみにしています。
今年も昨年同様、ゆかたの生地で
2歳の息子の甚平を作り、
残りで夫婦の帯を仕立てました。
皆で同じ柄のゆかたは
気恥ずかしさもありますが、
面積の少ない帯であれば、
さりげないリンクコーデを楽しめます。
昨年は、親子3人でのリンクコーデで
お祭りと盆踊りに出かけました。
3人で歩いていると、
道ゆく人に声をかけてもらえ、
何より家族で同じ柄を纏えることが嬉しく、
和装の良さを実感しました。
今年は新型コロナの影響で
大きなお祭りは自粛されるかもしれませんが、
家族や気心知れた友人たちと
和装で夏を楽しみたいと思います。
今年、どんな柄を選んだのかはまたいずれ。
MIZUHO