キモノに関するちょっとしたお悩みに
妹・MIZUHOがお答えしている
お悩み解消Q&A 第11回は
浴衣に関してお答えしています。
Q11.
先日、知人から
「浴衣は毎年誂える」と聞いて驚きました。
私はもう10年以上、夏祭りのときに
毎年同じ浴衣に袖を通せばいい方なのですが……。
作る時期や流行りの色柄など教えてください。
A11.
西村兄妹キモノ店でも、
毎年浴衣を仕立てる事を楽しみにしている、
というお客様が多くいらっしゃいます。
ワンピース程の価格で購入できるということもあってか、
中には何枚もお仕立てされる方も……。
キモノの世界は、洋服ほど目まぐるしい
トレンドは無いので、
10年以上同じ浴衣をご愛用されていても
違和感が少なかったのだと思います。
とはいえ、柄の取り入れ方や色の系統など、
浴衣の流行りも少しずつ変化していますので、
何年かに一度は新調されてみてはいかがでしょうか
浴衣は夜に着ることを前提に考え、
着物では少し気後れするような
大胆な色柄を選んでも大丈夫です。
長くお召しになりたい方にオススメの浴衣は、
やはり定番の紺地や白地のものです。
年齢を問わず着られますし、
帯を変えるだけでイメージが
変わりますので、ご姉妹や母娘さんで
共有されているケースもあります。
最近ではお祭りや花火大会だけでなく、
浴衣を着て食事やお出かけされる方も
増えていますので、機会を見つけては
浴衣を着てみてくださいね。
浴衣を作る時期ですが、
既に仕立て上がった既製品を選ぶ場合は
6~7月頃、
仕立てる前の反物(生地)を見て
ご自分のサイズに誂える場合は、
お仕立て期間を考えて4~5月頃を
目処にしてみてください。
西村兄妹キモノ店では毎年2月頃に
一足早い浴衣の誂え会を開催しています。
2月というと、1年で一番寒い時期になりますが、
これには理由があります。
数あるサンプルの中から
お好みの柄をお選びいただき、
職人さんが丁寧に染めた後、
お客様にぴったりのサイズに
お仕立てするため、
お時間をいただく必要があるからです。
ご自分のためだけに染められた浴衣、
そして身体に合った浴衣の着心地の良さは
格別のものですので、
ぜひその感覚を味わってみてください。
今年の浴衣受注会は下記の日程で開催いたします。
京都:2月13日(水)〜2月17日(日)
東京:2月22日(金)〜2月24日(日)
浴衣だけではなく、
単衣と夏着物もご用意しております。
お気軽にご来店・ご来場くださいませ。
MIZUHO