西村兄妹キモノ店

キモノのコト

 

お悩み解消Q&A 第5回

2018.11.03

 

キモノに関するちょっとしたお悩みに

妹・MIZUHOがお答えしている

お悩み解消Q&Aの第5回の今日は

キモノのコートを着る時期に関して。

また、羽織のコーディネートについても

お答えしています。

 

Q5.

急に涼しくなったり、暖かさが戻ったりすると、

洋服でもカーディガンやコートなどを

着るタイミングに迷います。

キモノの場合、何か目安がありますか?

また、羽織の組み合わせについても

ポイントがあれば教えてください。

 

A5.

キモノのコート(道中長コートなど)には、

防寒の役割と帯やキモノを

汚れから守る役割とがあります。

 

防寒のために着用する場合は、

「紅葉の頃から桜まで」

と覚えて置くと忘れにくいですよ。

その年の気温にもよりますが、

概ね10月末〜4月中旬でしょうか。

真冬はコートだけでは寒いので、

首や手首を温めるストールや手袋なども

併用すると暖かく過ごせます。

 

防寒といえば、一つ注意点があります。

外が寒いからといってヒートテックなどの

機能性下着やカイロを使うと

暑くてのぼせてしまう場合も。

冬でも室内は気温が高いこともありますので、

外を歩く時間が短い時や

室内で長時間過ごす時、

キモノで飲食をされる際にそれらを使う時は

ご自身の体感や体調と相談しながら

注意してご使用下さいね。

 

 

coat

【▲西村兄妹キモノ店の道中長コート】

 

最近人気が戻ってきた羽織、

さらりと羽織れるとカッコイイですよね。

羽織る時にまず決めたいのは、

キモノか羽織のどちらを主役にしたいか。

柄に特徴のある羽織の時は、

キモノは無地感覚のものを選んだり、

全体的にあまり派手にしたくない場合は、

キモノと羽織を同系色で合わせたりすると

スッキリまとまります。

 

それから、意外と忘れがちなのが、

帯締めと羽織紐の組み合わせです。

色同士だと喧嘩することもありますので、

羽織紐を目立たせたい時は、

白や生成り色の帯締めがオススメ。

 

白の帯締めは、不思議とどんな帯にでも

合わせることができる万能な帯締めなので、

一本持っていると安心です。

お持ちでない方はこの機会に

お求めされてはいかがでしょうか。

 

MIZUHO