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【西村兄妹キモノ店の四方山話】
梅雨入りし、蒸し暑い日も増えてきました。
私にとって、着物を着る上での夏の必需品は
絽麻の肌じゅばん・長じゅばん、
そして涼をとる扇子。
使わない時はコンパクトに仕舞えて
広げると美しい世界が拡がる扇子は
男女問わず使われている方も多いですよね。
扇子には様々な種類があり、
少し思いつくだけでも、
紙扇子、生地扇子、茶道で使う茶扇子、
日本舞踊などで使う舞扇、
観賞用の飾り扇、
そして夏に使われる夏扇子。
扇面の生地や紙、大きさ、骨の長さなど
それぞれ用途に応じた違いがあります。
↑ 上が茶扇子/下が夏扇子
大きさや幅、骨の数が違うことがわかります。
着物を着る時には茶扇子を帯に差し、
ご挨拶や必要な時に
サッと取り出せるようにしています。
この茶扇子はご挨拶の時にお相手と
自分の間に置いて使用します。
扇いで涼をとることはしませんので、
開いた姿をご覧になられることは
少ないかもしれません。
扇子には女性用・男性用のサイズがあり、
夏用の扇子も同じでサイズの違いのほか
女性用サイズにはエレガントな扇面、
男性用サイズには龍や松といった
力強い模様が描かれています。
京都本店と東京サロンでは、
6/26(土)まで多数の扇子をご用意して
〈京扇子フェア〉を開催しています。
父の日のプレゼントにも人気の扇子、
お取り扱いしています。
扇子を開いた時の驚き、
ぜひ各店舗でご体感ください。
MIZUHO